国土交通省が主導する「子育てグリーン住宅支援事業」は、子育て世帯や若者夫婦世帯にとって、マイホーム取得の大きなチャンスです。この補助金制度は、単に家を建てる・買う費用を助成するだけでなく、エネルギー効率が高く、地球にも家計にも優しい「グリーンな住まい」の普及を目指しています。
この事業の概要と、私たちがどのように活用できるのかを分かりやすく解説します。
■ 補助金の目的は「脱炭素」と「家計支援」の両立
この事業の根幹にあるのは、2050年カーボンニュートラルの実現という国の目標です。住宅分野での省エネ化を進めるため、高い断熱性能や省エネ設備を備えた住宅(ZEH水準など)の導入を支援します。
特に、エネルギー価格高騰の影響を受けやすい子育て世帯(18歳未満の子を有する世帯)と若者夫婦世帯(夫婦のいずれかが39歳以下の世帯)を対象とすることで、環境対策と同時に、将来を担う世代の経済的な負担を軽減する狙いがあります。高い省エネ性能を持つ住宅は、月々の光熱費を大幅に削減できるため、家計にも大きなメリットをもたらします。
■ 対象となる世帯と住宅の性能要件
補助の対象となるのは、「注文住宅の新築」「新築分譲住宅の購入」「賃貸住宅の新築」です。補助金を受け取るためには、住宅が以下のいずれかの高い省エネ基準を満たしている必要があります。
1.ZEH(ゼッチ)水準住宅:
外皮性能が一定基準以上で、一次エネルギー消費量が20%以上削減される住宅
2.長期優良住宅:
長期にわたり良好な状態で使用するための措置が講じられた優良な住宅
3.GX志向型住宅:
ZEH水準を大きく上回る特に高い省エネ性能を持つ住宅
子育て世帯・若者夫婦世帯は、上記1または2の住宅で補助金を受け取れます。さらに、最も高性能な3のGX志向型住宅は、世帯の年齢制限がなく、すべての世帯が補助対象となる場合があります。
■ 補助額は最大160万円!申請は事業者が代行
気になる補助額は、住宅の性能によって細かく設定されています。最も高い性能基準であるGX志向型住宅を新築・購入する場合、最大160万円/戸の補助金が交付されます。その他の高性能住宅でも、60万円~100万円/戸が基本となり、解体費の加算なども適用される場合があります。
この制度の特徴は、補助金の申請手続きを、住宅を建てる・販売する事業者が行うという点です。一般の消費者は直接申請する必要がなく、補助金分が差し引かれた価格やオプションの形で還元される仕組みとなっています。そのため、マイホームの計画を立てる際は、この制度に登録している住宅事業者(ハウスメーカーや工務店など)を選ぶことが重要です。
■ まずは「登録事業者」に相談を!
子育てグリーン住宅支援事業は、お得な制度である反面、申請期間や予算に限りがあり、住宅の性能要件も細かく定められています。
これからマイホームを検討される子育て世帯・若者夫婦世帯の方は、まずは公式サイトで支援内容をしっかりと確認し具体的なプランや補助金の上限額について考えてみてはいかがでしょう。
このチャンスを逃さず、家族の未来と地球環境に優しい住まいづくりを始めてみませんか。
塚本電建有限会社
住所:広島県広島市佐伯区五日市町石内3424
TEL:082-941-0826
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